皆さんなら、「7割経済」をどうやって乗り越えますか?実は、ブランディングがキーワードとなります。
「7割経済」では、自由な移動ができない、ソーシャルディスタンス確保の必要性など、制限された経済活動を強いられます。また、コロナ禍をうけて外出を避けるなどで、消費マインドが低下し、コロナ前に比較すると需要が7割になると予想されています。
「7割経済」への対応には、三つの選択肢が考えられます。
1.コストを下げる 原価や固定費を下げることです。努力は必要ですが限界があり、やり方を間違えると、商品やサービスの低下を招いたり、社員さんのモチベーションを下げたり、本末転倒になりかねません。
2.稼働率を上げる 売上減少を客数や販売数で稼ぐ考え方です。ただでさえ需要が減少している中で、このような戦略をとると価格下落を自ら引き寄せ悪循環に陥りかねません。
3.単価をあげる 追求する可能性がある唯一の選択肢です。「単価をあげる」ということは、競合他社との差別化をはかることであり、提供価値を高めるということです。店舗や商品が、お客様から選ばれやすくなっている、他社との価格競争を避けられている、価格決定権をもっている、という状態になっているということです。
これは、お客様からみたときに価値あるブランドになっている状態です。お客様が望んでいる品質を提供している機能的価値、心を満たす情緒的価値、SDGsなどの社会的な要請を満たしている社会的価値を高め、差別化を行い、圧倒的な付加価値をつけることがブランドが担う役割です。
コロナ禍で時代の価値観が大きく変化しています。これまでの当たり前が通用しません。ペルソナの価値観も大きく変化しています。この変化に対応するため、「7割経済」を乗り越えるために、ブランディングという手法で一緒に付加価値を追求していきましょう。