ブランドづくりはファンづくり

経営資源に限りのある我々のような小さな会社は、自社の経営資源を最大限活用し戦略的にブランド構築を行い、ファンづくりしなければなりません。

ブランド構築では、どのような価値を市場に提供し、ターゲット(ペルソナ)からどう認知されたいかという旗印となる「ブランドアイデンティティ」を設定します。

その設定には、いくつかのステップがあります。

①環境分析による市場機会の発見 自社に影響を与える外部環境を分析するPEST分析(マクロ環境分析)、他社と差別化され自社の強みが顧客ニーズとマッチする市場機会を探る3C分析を行います。

②市場細分化 3C分析で仮説を立てた市場機会から、収益を期待できる市場を探し当てるために、地理・心理・ライフスタイルなどでセグメント分けします。

③見込み客の選定 ②で細分化した市場から、自社の商品・サービスを最も評価してくれる見込み客(ターゲット)とその属性を選定します。

実は、ブランドは顧客の心の中で想起されます。それを具体化するために、仮想の人物像「ペルソナ」を設定し、性別・年齢・家族構成などだけではなく、そのペルソナの心の中の本音(インサイト)の「好きなこと」「嫌いなこと」「不満・不安・不便」「幸せを感じること」などを思い描き、そのインサイトに刺さるようなブランドとの接点を考えていきます。

また、顧客のインサイトで、どのようなイメージの連想・連結が起こっているかを探るために連想マップという手法も活用します。

④独自性の発見 ポジショニングマップを活用し、ペルソナの心の中で、他社とは違う独自性を築けるような立ち位置(ブルーオーシャン)を見つけます。

このように、①~④の手順の後、ブランドアイデンティティを決めていきます。

次回では、ブランドアイデンティティとその展開についてBoomingいたします。

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