小さな会社だからこそ、ブランド戦略

「ブランド」と聞いて、何を思い起こしますか?ITの「Apple」、女性に人気の高い「GUCCI」、「HERMES」などが連想されます。世界的な企業ばかりですね。中小企業には関係なさそうです。

しかし、ある特定の商品が顧客によって「識別」されているとき、ブランドと呼びます。商品名や企業名が顧客から知られているだけでブランドとなります。「宮下印刷株式会社」という企業も、読者の皆さんから知られている(はず)なので、ブランドとなります。皆さんの企業名や商品名は、弊社以上にブランドになっているのではないでしょうか。

消費者や顧客が、あるブランドと接触を繰り返します。購買に繋がる評価を得ている場合「ブランドプラス」、購買しない評価の場合「ブランドマイナス」、市場に商品をリリースしたばかりであまり知られていない場合など、購買に影響を与えない場合「ブランドゼロ」と呼びます。

つまり、「ブランドゼロ」から、「ブランドプラス」に成長させるような一貫した活動を行うことをブランド戦略と呼びます。

また、「ブランド」には資産としての価値があります。資産ですから当然積み上げることが可能ですし、戦略的に積み上げなければなりません。ブランド戦略は、経営戦略と一貫性があり、マーケティング戦略と一体的に運用させることで効果性が高まります。当然、それぞれの戦略には経営理念がベースにあり、その実現が目的となります。

こう考えていくと、会社の規模は関係なく、顧客から識別されていて、「ブランドプラス」の状態をつくるべく、いろいろな行動を行っていくことがブランド戦略になります。一言でいうと、「売れ続けるしくみづくり」を行うということです。私たちでも、十分可能だと思いませんか?

次回は、ブランドづくりの具体化についてBoomingいたします。

関連記事

  1. ブランドづくりはファンづくり

  2. 2018年5月、経産省・特許庁から「デザイン経営」宣言が提言…

  3. 今こそ活用すべきYouTubeマーケティング

  4. 働き方改革はブランド戦略でもある

  5. ブランディングとメールマーケティング その2

  6. ブランドの構築でイノベーションは生みだせるのか?

PAGE TOP